虫歯治療における3Mix法
●3Mix法(スリーミックスほう)とは
従来の治療法では、虫歯が大きいと歯の神経の治療をする必要がありました。歯の神経の治療は痛みがでやすく、治療回数がかかります。また、歯の神経を取った歯は弱くなり、歯が折れたり、歯の根の先に膿(うみ)がたまってしまうこともあります。
3Mix法は、3種類の薬剤を虫歯の上に置き、虫歯菌を殺菌して歯を無菌化します。歯を削る量を少なくでき(削らない虫歯治療)、痛みが少なく、治療回数も少なく、歯の神経の治療が必要ないという特徴があります。
1980年代に岩久正明先生(新潟大学名誉教授、日本歯科大学客員教授)らにより開発されました。その後、1990年代後半になって別の材料を加えた新しい3Mix法が開発されました。
虫歯の治療だけでなく、歯の根の治療、歯周病治療にも使用されています。当クリニックでは、治療希望の申し出のある患者様に限り、3Mix法をおこなっています。
関連するページ 3Mix法 Q&A 歯の根の治療における3Mix法
●3Mix法で使用される薬剤
メトロニダゾール(アスゾール)、ミノサイクリン(ミノマイシン)、シプロフロキサシン(シプロキサン)の3種類の抗生物質を使用します。
保管ケース
3Mix
関連するページ 3Mix法で使用する薬剤
●3Mix法による虫歯治療の利点
・治療の痛みが少ない。
・歯を削る量を少なくできます(削らない虫歯治療)。
・歯の神経(歯髄)を残すことができます。いわゆる「ひどい虫歯」にも適応となります。
・治療費が安く、治療回数が少なく済みます。
・歯を健康に長持ちさせることができます。
●3Mix法による虫歯治療の欠点
・全ての虫歯に適応になるわけではありません。大きな虫歯は抜歯が必要なことがあります。
・ごく一部の歯科医院でしか治療はおこなっていません。
・使用に反対する歯科医師もいます。
●大きな虫歯の治療法の比較
3Mix法をおこなうことにより、治療に伴う痛みを少なくできるだけでなく、来院回数、治療費を少なくできます。
| 従来の虫歯の治療 | 3Mix法 | |
| 治療回数 | 5回前後 | 2~3回 |
| 治療費 | かかる | 安く済む |
| 治療中、治療後の痛み | 生じやすい | 生じにくい |
| 歯の神経 | 除去する必要がある | 残すことができる |
| 虫歯 | 全部除去する | 残す |
| 薬剤(抗生物質) | 使用しない | 使用する |
| 3Mix法 | カリソルブ | |
| 最適応症 | 比較的大きな虫歯 | 比較的小さな虫歯 |
| 治療方法 | 虫歯を薬で無菌化 | 虫歯を薬で溶かす |
| ドリル(虫歯の除去時) | 使用 | 使用しない※1 |
| 開発国 | 日本 | スウェーデン |
| 普及度 | 主に日本で使用 | 世界47カ国で使用 |
| 厚生労働省 | 未認可 | 認可 |
| 治療費用 | かからない※2 | かかる(保険適応外) |
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4| テレビ | 日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、読売テレビ、毎日放送、関西テレビ、USEN |
| 雑誌 | 日経ヘルス、日経ビジネス、週刊ダイヤモンド、週刊新潮、週刊文春、女性自身、ゆほびか、わかさ、安心 |
| 新聞 | 産経新聞、読売新聞、共同通信社 |