肝臓病と口臭

肝臓は人体では最も大きな臓器で、重さは1.3kg、体重の1/50にもなります。栄養素を分解、合成して身体で利用できるようにする機能(代謝機能)、有害物質を無毒化して体外に出す作用(解毒作用)、脂肪の消化、吸収を助ける作用(消化作用)があります。

肝臓の機能低下が初期の段階では、下水(ドブ臭、ネズミ臭)やカビのような口臭があり、機能低下が進むと尿臭のようなツンとした口臭(アンモニア臭)となります。

食べ物が消化されるときに、アンモニアが発生します。肝臓はアンモニアを尿素に変えて、体外に尿として出します。肝臓の機能低下が進むと、アンモニアを処理する能力が低下するため、アンモニア臭となります。

肝臓の機能が低下するほど、口臭が強くなります。また、歯周病や腎臓病でもアンモニア臭がすることがあります。


下水

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肝臓病の方の口臭治療

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、再生能力や予備能力があるため、少しの障害があっても自覚症状はあらわれません。肝臓の障害が進んでいても自覚症状がなく、気付いたときには手遅れとなることがあるため、注意が必要です。

肝臓が口臭の原因と思われるときは、内科、消化器内科などで血液検査をおこない、肝臓の機能を調べます。肝臓の機能が低下しているときは、治療をおこない、肝臓の機能を回復させることが、口臭の改善にもつながります。

歯科、口臭外来では口臭測定や唾液検査による原因の分析、口臭治療をおこなうことで口臭を改善していきます。

血液検査



口臭の予防方法、改善方法についてご不明な点がありましたら、些細なことでも構いませんので、ご来院の際にお気軽にお問い合わせください。


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