以前は「十分な骨がない」との理由で、インプラントの殖立ができないことがありました。現在では、インプラントを殖立する骨が足りない場合は、下記の補助手術を併用することで、インプラントの殖立が可能となりました。



●骨再生誘導法(GBR)


インプラント治療をおこなうのにあたって、骨が足りないと、インプラントを植立することができません。骨再生誘導法(GBR)は、インプラントを植立する部位の骨を再生し、骨を増大させる治療です。


インプラントを入れます1  膜で覆います2  骨が再生されました

1.骨が足りないため、通常の方法でインプラントを殖立すると、インプラントが露出してしまいます。このままでは、インプラントを殖立することができません。

2.人工の骨などでインプラント周囲を覆い、メンブレンといわれる人工の膜で覆います。

3.数ヶ月経つと骨が再生され、インプラントがしっかり骨に殖立さ れます。



●サイナスリフト

歯がなくなると、歯を支えていた骨もなくなっていきますので、インプラントを殖立できないことがあります。また、上顎の奥歯の上、鼻の横には上顎洞(サイナス)という大きな空洞があり、この空洞が拡大したために、インプラントが殖立できないことがあります。サイナスリフトは、
上顎の奥歯にインプラントを殖立するときに用いられる治療です。


インプラントを入れるスペースがありません1 サイナスリフトをします2 インプラントが入りました

1.歯を支えていた骨がなくなり、上顎洞も大きく拡大しています。 インプラントを殖立する骨が足りません。

2.上顎洞を押し上げ、人工の骨などを入れます。インプラントを 殖立するスペースを確保します。

3.インプラントが骨にしっかり殖立された後に、人工の歯をつけます。

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●ソケットリフト

サイナスリフト同様に、上顎洞を押し上げて、インプラントを殖立するスペースを確保する治療です。サイナスリフトに比べて、インプラントを殖立する部位に骨がある時に適応になります。サイナスリフトに比べると簡単にできる手術です。


●スプリットクレスト、エクステンションクレスト

インプラントを殖立する部位の骨の幅が不足している時におこなう治療です。骨を二分割し、その隙間にインプラントを殖立します。適応症例は限られるものの、骨移植よりも負担が少ない補助手術です。



骨移植(ボーングラフト)

インプラントを殖立する部位の骨が大幅に足りない場合に、他の部位から取ってきた骨をもってくる治療です。


骨が足りません1 骨を移植します2 インプラントを入れます

1.歯が抜けてしばらく経つと、歯を支える骨がなくなっていきます。このままでは、インプラントを殖立することができません。

2.失った骨の部分に、他の部位から取ってきた骨をもってきます。

3.回復した骨にインプラントを殖立します。

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●ソケットプリザベーション

歯を抜くのと同時に、抜いた部位に人工の骨などを入れ、インプラントを殖立する部位の骨がなくなるのを防ぐ治療です。

関連するページ  インプラント治療のための抜歯方法(ソケットプリザベーション)



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