乳歯がグラグラになると、気になって手で触ったり、食事がしにくくなることがあります。抜歯が必要なのか、自然に抜けるのを待つか迷うことも多くあります。乳歯がグラグラになる原因、対処方法には下記があります。ご心配であればお気軽にご相談ください。
●生え変わり
永久歯への生え変わりによって乳歯がグラグラになる時期は、個人差が大きいものの5歳頃から始まり、13歳頃まで続きます。多くの乳歯はそのままにしておいても問題はなく、自然に抜けるのを待ちます。
ただし、グラグラの乳歯が原因で食事がしにくかったり、痛みがでたり、歯肉が腫れてきたときは、歯科医院での抜歯の対象となります。乳歯が残っているにも関わらず永久歯が生えてきたときも、抜歯の対象となることがあります。
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虫歯
歯の根に膿がたまっているなど、虫歯が原因で乳歯がグラグラすることがあります。外見からは分からなくても、大きな虫歯であることもあります。虫歯の治療をおこなうことでグラグラが改善されます。
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外傷
転んだり、ぶつかったりするなどしてグラグラになってしまった乳歯は、抜歯となることがあります。年齢、歯の状態によって抜歯をするか、治療をおこなうかを決めます。歯や歯を支える骨が折れていることもあるため、歯科医院に受診するようにしてください。
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低ホスファターゼ症
通常の歯の生え変わりであれば5〜7歳頃から生え変わりが始まるのに対し、骨をつくる酵素が作られない遺伝性の病気である低ホスファターゼ症によって、1〜4歳頃に乳歯がグラグラになり抜け落ちることがあります。
乳歯が根の先まで残ったまま抜け落ちるのが特徴で、歯科医師や小児科医への相談をきっかけに病気が見つかることが多くあります。低フォスファターゼ症は国の難病に指定されています。
当クリニックは低フォスファダーゼ症を含む特定医療費(指定難病)助成制度の指定医療機関です
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抜けた乳歯
日本では永久歯がきちんと生えるように上あごの乳歯は床下に、下あごの乳歯は屋根の上に投げる習慣がありました、その際に「ネズミの歯のように強くなれ!」、「ネズミの歯と変われ!」など、願いを言うことが多い傾向にあります。
このようなおまじないは世界各地にあり、お願いする相手はネズミ、小鳥、カラス、月、キリスト教の聖人など様々です。また、太陽に向けて投げたり、畑に埋めたり、ネズミの巣穴に入れたり、パンに入れて動物に食べさせてりするなど、方法も様々です。欧米では抜けた乳歯を枕もとに置いて寝ると歯の妖精(トゥースフェアリー)がやってきてお金と交換するという言い伝えがあります。
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※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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