口唇の病気 横浜・中川駅前歯科クリニック
口唇の病気
様々な要因で口唇は腫れたり、ただれたりするなどの症状があらわれます。下記は口唇にできる病気で、皮膚科、歯科、口腔外科などで治療をおこないます。



口唇に炎症がおきる病気

1)なめまわし皮膚炎(舌なめ皮膚炎)
乳幼児に多く、舌でなめまわすことによって、舌が届く口唇の周囲が赤くなったり炎症がおきます。口唇の周囲を清潔にして、なめまわすことを止めることで改善します。


2)口囲皮膚炎
ステロイド薬の長期使用によって、口唇周囲が赤くなったり、皮膚がカサカサになったりします。ステロイド薬の中止によって改善しますが、症状が悪化することもあります。


3)接触性口唇炎
口紅、洗顔料、歯みがき粉、食物、金属の接触により、口唇に炎症がおきます。刺激となっている物質を避けることで症状は改善します。

関連するページ  口唇炎



口唇が腫れる病気

1)クインケ浮腫(血管性浮腫)
口唇やまぶたが突然腫れ、数時間から数日で腫れが引きます。薬、食物の摂取後に発症することがあるほか、原因不明なことも多くあります。


2)遺伝性血管性浮腫
遺伝子の変異が原因で口唇やまぶたが突然腫れます。10〜20歳代に多く、強いかゆみはありません。


3)肉下種性口唇炎
口唇が腫れ、原因として外傷、金属アレルギー、歯周病、歯の根の病巣(根尖病巣)、クローン病、サルコイドーシスの関与が考えられています。

関連するページ  歯科金属アレルギー  歯周病  クローン病  サルコイドーシス



口唇に水ぶくれ、ただれができる病気

1)単純疱疹(口唇ヘルペス)
単純ヘルペスウイルス1型を主な原因とする感染症で、口唇やその周辺に水ぶくれ、ただれができる病気です。抗ウイルス薬の使用により改善します。

関連するページ  口唇ヘルペス


2)手足口病
コクサッキーA6ウイルスを原因として、口唇や口内に水ぶくれ、ただれができる病気です。手足にも同様の症状があらわれ、夏に流行する傾向があります。


3)扁平苔癬(へんぺいたいせん)
皮膚、口唇、口内の粘膜がただれる難治性の病気です。金属アレルギーが原因のこともあり、食べるときに痛みが生じたり、しみたりします。まれに、がんになることもあります。

関連するページ  扁平苔癬


4)全身性エリトマトーデス(SLE)
発熱や体のだるさ、関節、皮膚、内臓などの臓器に障害がおきる全身の病気です。口唇が赤くなったり、水ぶくれやただれができることがあります。

関連するページ  全身性エリトマトーデス(SLE)


5)天疱瘡(てんぽうそう)
皮膚に水ぶくれができる病気で、最初に口唇や口内に水ぶくれができることが多く、そのため歯科を受診する人が多い傾向にあります。死亡することのある病気のため、早期の治療が必要となります。

関連するページ  天疱瘡


6)中毒性表皮壊死症(ライエル症候群) スチーブンス・ジョンソン症候群
薬の副作用を主な原因として、高熱、疲れやすさなどの症状を伴って、口唇、口内、眼などを含む全身に赤い斑点、水ぶくれ、ただれができる病気です。死亡することのある病気のため、早期の治療が必要となります。



口唇に色素がつく病気

口唇メラノーシス
口唇に黒、茶色の斑点ができ、多くは下口唇に5mmほどで治療の必要はありません。アトピー性皮膚炎の患者さんは、2〜5mmほどの斑点がいくつかみられることがあります。歯みがき粉、金属アレルギー、リップクリーム、服用している薬を原因としてできることもあります。



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