がん治療前の歯科治療 Q&A

Q.がん治療前に歯科治療はできますか?

A.
ご病気の状態にもよりますが、ほとんどの歯科治療はできます。

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当クリニックは、国立がん研究センター連携歯科医院、横浜市周術期連携歯科医院に認定されています。



Q.どのような治療をおこないますか?

A.
通常の歯科治療と同じです。虫歯、歯周病の予防や治療、歯のクリーニング(PMTC)、抜歯などをおこないます。

関連するページ  歯のクリーニング(PMTC)  歯のクリーニング(PMTC)の効果



Q.なぜ歯科治療が必要なのでしょうか?

A.
歯科治療により、がん治療後の感染症、口腔粘膜炎(口内炎)、肺炎などの合併症を予防することができます。

抗がん剤治療による口腔粘膜炎(口唇) 抗がん剤治療による口腔粘膜炎(口唇)

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Q.痛くない虫歯があるのですが、そのままにしても大丈夫ですか?

A.
虫歯や歯周病は、がん治療に伴う免疫低下、骨髄抑制により急に痛みが生じることがあります。可能であれば歯科医院で治療されるのがよいでしょう。

抗がん剤治療後、1週間ほどで腫れてきた歯肉 抗がん剤治療後、1週間ほどで腫れてきた歯肉



Q.抜歯はいつ頃までに済ませればよいでしょうか?

A.
放射線治療や抗がん剤の服用により白血球が減少することがあります。治療内容によって異なりますが、がん治療を始める2週間前までには抜歯を済ませておくのがよいでしょう。



Q.どこの歯科医院でも治療をおこなっていますか?

A.
国立がん研究センターと連携している歯科医院などでおこなっています。

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Q.歯のクリーニング(口腔ケア)では、どのようなことをしますか?

A.
専用の器具を使用して、日常の歯みがきでは取りきれない汚れや歯石を除去します。

クリーニング前 クリーニング前  クリーニング後 クリーニング後 

関連するページ  歯垢と歯石



Q.歯のクリーニングには、どのような効果がありますか?

A.
歯のクリーニングは口の中の細菌数を減らし、合併症の発症率を下げたり、合併症の症状を緩和します。

関連するページ  頭頸部がん  食道がん  胃がん、大腸がん、甲状腺がん



Q.歯のクリーニングは何回くらいの通院が必要ですか?

A.
1〜2回で終了します。



Q.入院までに日数がありません。どのようにしたらよいでしょうか?

A.
多くの方は手術日が決まった日から2〜3週間後に入院となります。入院まで日数がないときは、虫歯の応急処置、歯のクリーニングだけでもしておくのがよいでしょう。



Q.手術前にグラグラの歯を動かないように固定するように言われました。なぜ固定をするのですか?

A.
手術中にグラグラの歯が抜け落ちてしまうと、思わぬ事故につながります。全身麻酔での手術時に口内に入れる器具(喉頭鏡)によって抜け落ちそうな歯があれば、一時的に隣の歯とくっつけて、歯が抜け落ちないようにします。手術用マウスピースを作製して予防することもあります。

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Q.歯の固定は時間がかかりますか?

A.
10分ほどで終わります。



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