テレスコープ義歯

●テレスコープ義歯とは

テレスコープ義歯とは、金属バネを使用せず金属をかぶせた歯に入れ歯をはめ込んで使用する入れ歯です。コーヌス・テレスコープ義歯、リーゲル・テレスコープ義歯、レジリエンツ・テレスコープ義歯の3種類があり、ドイツ式入れ歯とも言われます。

入れ歯



テレスコープ義歯の歴史

コーヌステレスコープ義歯は1800年代後半にドイツで誕生しました。

日本では1980年代にテレスコープ義歯の一つであるコーヌス・テレスコープ義歯が大流行しました。多くの歯科医院がコーヌス・テレスコープ義歯の作製をおこなったものの、不具合が多発して評価を落としてしまいました。

その後、1990年代に強力小型磁石を使用した入れ歯が開発、2000年代にはなるべく歯を削らないで治療をおこなう「ミニマルインタベーション」の考えが広まり、2010年代に金属バネを使用しないノンクラスプデンチャー(写真)が普及したため、現在ではテレスコープ義歯の作製はほとんどおこなわれなくなりました。

ノンクラスプデンチャー・スマイルデンチャー

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●テレスコープ義歯のメリット

金属バネを使用しないため見た目に優れます。

健康保険適応の入れ歯に比べると安定感があり、かみやすく、違和感が少ない傾向があります。

健康保険適応の入れ歯に比べると歯の負担は少ない傾向にあります。

入れ歯が壊れにくく長持ちする傾向にあります。



●テレスコープ義歯のデメリット

健康保険適応外で入れ歯の中では最も高額な費用がかかります。

健康保険の入れ歯、ノンクラスプデンチャー、金属床義歯に比べると歯を大きく削ります。

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テレスコープ義歯の治療の流れ

1)ご相談、カウンセリング
お口の中を診査し、ご相談をお受けします。ご相談だけでも構いません。お気軽にご来院ください。セカンドオピニオンも受け付けています。 ご予約はお電話(045-910-2277)にてお受けしています。

ご相談

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2)内冠の作製
残っている歯に金属をかぶせて、金属の土台を装着します。


3)外冠と入れ歯の作製
内冠に適合する金属のかぶせものと入れ歯を作製します。

入れ歯



テレスコープ義歯の費用

テレスコープ義歯の費用は55〜200万円(税込)となります。費用は内冠(土台となる歯)の本数、設計により異なります。治療を始める際は事前に費用をご提示させていただきます。

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