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なぜデンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシが必要なのでしょうか?
毎日しっかり歯をみがいているはずなのに、歯と歯の間から虫歯や歯周病になってしまう方は多いと思います。実際、歯と歯の間は歯垢(しこう、プラーク)がたまりやすく、最も虫歯や歯周病になりやすい部位の一つです。
正しい歯のみがき方で、3分間しっかり歯ブラシをしても、歯と歯の間の歯垢は60%弱
※1しか取れません。ところが、歯ブラシにデンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、歯と歯の間の歯垢は、それぞれ86%、95%
※1も除去することができるのです。
デンタルフロスや歯間ブラシは年々使用する人は増えてはいますが、まだまだ少数派
※2です。歯科医院で適切なアドバイスを受けながら、虫歯や歯周病の予防に効果的なデンタルフロスや歯間ブラシを使用されることをおすすめします。
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●デンタルフロスの使い方(指にまきつける方法)
1.20〜40cmほどデンタルフロスを出して切り取ります。短すぎると扱いにくく、歯垢を落としづらくなるので注意しましょう。
2.デンタルフロスを左右の中指に2〜3回しっかりまきます。
3.歯と歯の間を、ゆっくり横にスライドしながら少しずつ入れていきます。無理に押し込むと歯肉が傷つくので注意しましょう。
歯肉の中に少しデンタルフロスが隠れるくらいまで、入れたあと、隣り合った歯の片方の面に押し付けるようにしながら上下に動かし、歯垢をこすり取ります。
終わったら、位置を変えて反対側の歯の面も同じようにします。
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デンタルフロスの使い方(ホルダー付きのデンタルフロスを使用する方法)
デンタルフロスには、指にまきつけて使用する方法のほかにホルダー付きのものがあります。ホルダー付きのデンタルフロスには、F字型(左下)やY字型(右下)があります。F字型は前歯に、Y字型は奥歯に使いやすい形態をしています。
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歯間ブラシの使い方
歯間ブラシのブラシは、いろいろな大きさがあります。歯と歯の形態にあったサイズを選択することが大切です。
狭い歯と歯の間に太い歯間ブラシを無理に通そうとすると、歯や歯肉を痛めることがあるので注意が必要です。分からない場合は、歯科医院で聞いてから使用するようにしましょう。
歯間ブラシを歯と歯の間に入れてゆっくりと数回、前後(左右)に往復させてみがきます。
奥歯の場合は、外側と内側の両方からみがくと、みがき残しがなくなります。
中川駅前歯科クリニックでは、患者様一人ひとりのお口の状態やライフスタイルにあわせた歯みがき方法をアドバイスさせていただいております。歯みがき方法について、またデンタルフロスや歯間ブラシの使用方法など、ご不明な点やご質問がありましたら、お気軽にご質問ください。
※1 日本歯周病学会誌17(2) 山本昇ほか Interdental Brush と Dental Flossの清掃効果について ※2 歯間部清掃用具(デンタルフロス、歯間ブラシなど)を使用している人の割合(厚生省 平成11年保健福祉動向調査)15〜24歳 14% 25〜34歳 26% 35〜44歳 32% 45〜64歳 29% 65〜74歳 20% 大都市 28% 郡部 21%
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