すごい歯!をもつ生き物
生き物にとって歯は、食べ物を食べるだけでなく、家族や仲間を守ったり、たたかうための武器になることもあります。そのため、私たち人間から見ると、おどろくような歯をもつ生き物もいます。


ゾウ
口の横から生えたキバは門歯(もんし)といわれる歯で、大きいものでは長さは3メートル以上、重さは100キロ以上にもなります。門歯以外の歯は4本しかなく、1本の長さは30センチ、重さは3〜5キロにもなります。たった4本の歯で草や木の枝を食べています。

ゾウ

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ワニ
ワニのかむ力はとても強く、その力は1平方センチあたり260キロにもなり、ライオンやトラの70kgを上回ります。ワニの祖先のデイノスクスは1600キロ(推定)にもなり、ティラノサウルスの900キロ(推定)を大きく上回ります。歯は食べるためではなく、つかまえた動物をにがさないためにあります。

一方で、口を開ける力は弱く、テープでぐるぐるまきつけるだけで、口を開くことができません。ワニの以外な弱点です。

ワニ



サメ
サメの歯は、人のように歯が骨の中にうまっているのではなく、骨のうえに歯がのっているだけです。一番うえに出ている歯の下には次の歯があり、エスカレーターのように次から次へと生えてきます。

サメの種類にもよりますが、2〜7日おきに歯が生え変わり、一生のうちに数千から6万もの歯が生えてきます。

サメ サメの歯



カタツムリ
サメ以上に歯が多いのは、カタツムリです。歯があることも知られていませんが、1万本以上もの歯があります。舌のうえにならんだ「歯舌(しぜつ)」というもので、やすりのように葉をけずり取って食べます。かたいコンクリートもけずり取ってしまうほどで、歯がすりへってきたら、新しい歯が生えてきます。

カタツムリ



イッカク
くじらの仲間であるイッカクは、1本の3メートルにもなる長い歯をもちます。長い歯をもつのはオスで、北きょくに住んでいるために、氷に穴をあけるため、気温などの変化を知るためにあるのではないかと考えられています。

イッカク



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