外国製インプラント

現在、全世界で200社以上のインプラントメーカーがあります。そのうち、日本には40社以上のインプラントメーカーがあります。

世界では、ストローマン社(スイス)、ノーベルバイオケア社(スイス)のインプラントが4割ほどを占めています。日本国内においても、この2社のインプラントがかなり使用されています。



外国製インプラントの特徴

日本で使用されている外国製インプラントは、海外で大きな実績をあげているメーカーのインプラントが多くを占めます。歴史、研究開発、長期経過、販売等の実績において、国産インプラントよりも優位にあります。

欧米諸国のメーカーに加えて、2010年頃からは韓国メーカーのインプラントが日本で使用されるようになってきています。


価格が高いインプラントが多い。

日本で使用されている外国製インプラントは、世界各国で実績があるインプラントが多い。

新しい画期的な技術のほとんどは、外国製インプラントによるものです。

ストローマン社、ノーベルバイオケア社は、巨額の研究開発費を投資し、研究発表、症例実績、インプラント埋入後の長期経過などで、半世紀に渡ってインプラント界をリードし続けています。



インプラントの世界シェア(メーカー別)
インプラントの世界シェア
Strawmann Annual Report 2015をもとに作成。

【ストローマン】ストローマンインプラント 【ノーベルバイオケア】ブローネマルクインプラント 【デンツプライインターナショナル】アストラテックインプラント、アンキロスインプラント、ザイブインプラント 【ジンマーデンタル】3iインプラント、スイスプラスインプラント、スクリューベントインプラント、スプラインインプラント

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●主な外国製インプラント

下記は日本国内で使用されている主なインプラントです。ストローマンインプラント、ブローネマルクインプラントが多く使用されていますが、その他にも様々なメーカーからインプラントが販売されています。


ストローマンインプラント 世界シェア1位のメーカー 認定医(Certificate)在籍
世界シェア1位、歴史と実績のあるインプラント。スイスに拠点をおき、研究開発能力が非常に優れているため、他のインプラントメーカーに新しい技術をしばしば模倣されます。インプラントと骨との結合が早く、臨床成績に優れるとされています。


ブローネマルクインプラント 世界シェア2位のメーカー 認定医在籍
ストローマンインプラントと並んで、世界で最も歴史と実績のあるインプラント。器材が豊富にあり、どのような症例にでも対応できます。
以前は世界シェア1位でしたが、現在は世界シェア2位となっています。会社はスウェーデンで設立され、現在はスイスを拠点としています。アメリカの医療機器会社・ダナハーに22億ドルで買収され、2015年からダナハーグループの会社となりました。


アストラテックインプラント 世界シェア3位のメーカー(デンツプライ) 認定医在籍
ブローネマルクインプラントの欠点を補うべく、スウェーデンで開発されたインプラント。前歯に特に適しているとされています。
2011年にアメリカの医療機器会社「デンツプライ・インターナショナル」に18億ドルで買収されました。同社はアストラテックインプラントのほかに、アンキロスインプラント、ザイブインプラントも開発、販売しています。


アンキロスインプラント 世界シェア3位のメーカー(デンツプライ)
ドイツで開発された特徴的な土台(アバットメント)の形をしたインプラント。審美的な面で優れ、特に前歯に適しているとされています。アストラテックインプラントと同じ会社から販売されています。


3i(スリーアイ)インプラント 世界シェア4位のメーカー(ジンマーデンタル) 認定医在籍
日本ではあまり使用されていませんが、アメリカではシェアが高く、研究発表などにおいてかなりの実績があります。会社は2014年にアメリカの医療機器会社・ジンマーに130億ドル(他部門も含む)で買収されました。

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スイスプラスインプラント
 世界シェア4位のメーカー(ジンマーデンタル) 認定医在籍
アメリカの会社(ジンマーデンタル社)のインプラントですが、スイスのストローマンインプラントを超えたいという意味が込められています。ストローマンインプラントを模倣しているとされています。


スクリューベントインプラント 世界シェア4位のメーカー(ジンマーデンタル) 認定医在籍
スイスプラスインプラントと同じく、ジンマーデンタル社から販売されているインプラント。インプラントの中央部をハイドロキシアパタイトで覆うことで、骨との結合を早めています。


スプラインインプラント 世界シェア4位のメーカー(ジンマーデンタル)
チタンの周囲をハイドロキシアパタイトで覆ったインプラント。インプラントと骨との結合が早いため、骨の状態がよくないケースに適しているとされています。海外に比べると、日本で多く使用されています。


バイコンインプラント 認定医在籍
大きなねじ山、丸型の特徴的な形態をもつインプラント。表面積が大きいため、骨の高さがないケースに適しているとされています。


エンドポアインプラント
表面に細かい粒がついたインプラント。表面積がスクリュー型(ネジ型)インプラントの3倍もあるため、インプラントを短くすることができ、骨の高さがないケースに適しているとされています。

スイスプラスインプラントスイスプラス スクリューベントインプラントスクリューベント バイコンインプラントバイコン エンドポアインプラントエンドポア Z-systemインプラントジルコリス


カムログインプラント
骨に埋め込む部分(フィクスチャー)とかぶせ物(上部構造)がしっかり連結することで有名。ドイツではシェアの高いインプラント。インプラントの表面構造は、ストローマンインプラントの表面構造(SLA)を使用しています。

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SPI(エスピーアイ)インプラント
国内最大手の歯科医療機器メーカー・モリタが輸入、販売しているため、海外に比べると日本で多く使用されています。ストローマンインプラントを模倣しているとされています。


ジルコリスインプラント ジルコニアインプラント世界シェア1位 認定医在籍
スイスで2001年に開発されたインプラント。インプラントは金属を一切使用せず、セラミック(ジルコニア)でできているため、金属アレルギーの人でも使用できます。開発・製造元のゼットシステムズ社は、ジルコニアインプラントでは世界最大のメーカーです。

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※世界シェアはStrawmann Annual Report 2015をもとに作成。

当クリニックでは、世界シェア1位、2位のメーカー「ストローマン社」、「ノーベルバイオケア社」のインプラントを使用しています。


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