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親知らずの欠如率は、時代とともに変化しています。

「親知らずの欠如率」とは、親知らずがない割合のことをいいます。10人の親知らず(完全にあれば40本)のうち4本がなければ、欠如率は10%となります。

縄文時代の親知らずの欠如率は低く、弥生時代に入って急激に親知らずの欠如率は増加します。これは、日本には南方からやってきた顎がしっかりした丸顔の人が住んでいましたが、この時代になり顎が小さな細長い顔の人が北方(朝鮮半島)からやってきたためと考えられています。

顎の小さな人は親知らずが生えるスペースがなく、欠如率が高い傾向にあります。

縄文顔   弥生顔 縄文顔(左)と弥生顔(右)

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弥生時代以降は海外から多くの人がやってくることもなかったため、変化はあまりみられません。明治・大正時代は親知らずの欠如率が高い傾向がみられますが、これは栄養低下に伴う体格の弱小化によるものと考えられています。

一般に栄養状態が良く、高たんぱく質を摂取すると歯の大きさも変化し、増加する傾向がみられます。

現在では栄養状態が極めて良好で、それに伴う高身長化、性成熟の加速化により、親知らずの欠如率は上あごで20.3%、下あごで12.6%と低い傾向がみられます。


親知らず欠如率の時代変化※1
親知らず欠如率の時代変化



※1 Anthropological science. Japanese series : journal of the Anthropological Society of Nippon : 112(2), 75-84, 2004-12-01



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