がん治療と味覚障害 横浜・中川駅前歯科クリニック
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がん治療と味覚障害
がん治療では、
治療中あるいは治療後に味覚障害をおこすことが多くあります。抗がん剤を服用すると味を感じる細胞の再生に必要な亜鉛が薬とともに体外に出てしまい亜鉛不足になるため、高い頻度で味覚障害がおきます。
また、抗がん剤の服用や頭頚部がん(口腔がん、咽頭がん)での放射線治療によって、口内の粘膜が障害を受けたり、唾液が減少(ドライマウス)します。その結果とて味を感じる細胞の機能低下、味を伝える神経の障害、嗅覚の障害、免疫低下による口腔カンジダ症の発症により味覚障害がおきます。

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●味覚障害の発症時期
味を感じる細胞は10日ほどで入れかわるため、味覚障害は抗がん剤の服用開始後数日で発症し、1〜2週間後にピークを迎え、次の服用が始まるころには回復していくとされていますが、実際には味覚障害が続くことが多くあります。
●味覚障害をおこす薬
あらゆる抗がん剤が味覚障害の原因となりますが、タキサン系薬剤(パクリタキセル、ドセタキセルほか)、アントラサイクリン系薬剤(ドキソルビシン、アムルビシンほか)、フルオロウラシル(5−FUほか)、プラチナ製剤(カルボプラチン、オキサリプラチンほか)が味覚障害の発症頻度が高いとされています。
高齢であること、抗がん剤以外に多数の薬を服用していると、より味覚障害をおこしやすい傾向にあります。

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●味覚障害の症状
味覚障害の症状としては、食べ物の味がしない、甘味や塩味など特定の味が感じない、それまで好きだった食べ物がおしくなくなる、今まで食べていたものの味とは異なる、口の中が嫌な味がする、常に口の中が苦い、何を食べても苦く感じるといった症状があります。
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●味覚障害の治療
がん治療による味覚障害の治療は2010年代になって研究報告がされるようになりましたが、治療方法は確立されていません。
味覚障害のためにがん治療を中止することはないため、下記の治療をおこないながら治療を続けていきます。また、味覚障害の原因は多岐にわたるため、一つの治療だけでなく複数の治療をおないます。
1)味を感じやすい口内環境の整備
抗がん剤による口腔粘膜炎(口内炎)、放射線治療による唾液の減少、吐き気や嘔吐による口内の汚れは味覚障害に影響を及ぼします。歯みがきをしっかりおこなうほか、歯科医師や歯科衛生士による口腔ケア、口腔粘膜炎、ドライマウス(口腔乾燥症)、口腔カンジダ症の治療をおこないます。
関連するページ 抗がん剤による口内炎(口腔粘膜炎) ドライマウス(口腔乾燥症)
2)栄養の改善
抗がん剤の副作用による食欲不振によって食事が十分にとれないと、味覚障害の症状がさらに悪化します。管理栄養士のアドバイスのもとで食べやすい食事、食形態、味付けを見つけていきます。
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3)亜鉛の摂取
味覚障害の治療で最もおこなわれている治療は亜鉛の補充です。必要に応じて亜鉛の補充をおこなっていきますが、がん治療中においてはどの程度の効果があるかは確立されていません。

関連するページ 味覚障害の治療
4)ストレスの改善
がん治療中は大きな精神的なストレスがかかります。ストレスが原因で味覚障害をおこすことがあるため、ストレスの改善も一つの方法となります。
※味覚障害の治療を希望される方は、お手数ですが事前にご予約ください。
※当クリニックへのアクセスについては、下記のページをご覧ください。
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