双極性障害とは

気分の落ち込みが続く病気を「うつ病」といいますが、双極性障害はうつ病に似た「うつ状態」に加えて、これとは反対に気分が高まる「そう状態」もあらわれ、繰り返す病気です。以前は「躁うつ病」とよばれていましたが、現在は両極端な症状がおきるという意味から「双極性障害」とよばれるようになりました。

そう状態では、気分が高まり、眠らなくても平気で、時にはお金を使いまくって破産したり、暴力的になり離婚に至ることもあります。一方で、うつ状態では気分は落ち込み、何をしても楽しくない、眠れない(時には過眠)、思考力や集中力低下などの症状が続きます。

アルコールや薬物依存、過食症(摂食障害)、境界性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害を併発することもあります。うつ病とは異なり男女間に発症頻度の差はなく、生涯有病率はうつ病の1/10ですが、0.7%と比較的患者数の多い病気です。

診察

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双極性障害と歯、お口の健康

双極性障害になると、虫歯ができやすくなったり、歯周病が進行しやすくなるほか、ドライマウス、味覚障害、歯ぎしりを併発することがあります。歯の痛みが双極性障害の症状を悪化させることもあるため、歯とお口の健康管理は大切となります。


1)高額な歯科治療
歯科治療では、セラミックスの白い歯、インプラント、歯並びの治療など高額な費用がかかる治療があります。そう状態のときに高額な費用をかけて治療してしまうことがあります。治療が必要であれば問題はないのですが、必要以上に費用をかけた治療は避ける必要があります。



2)虫歯、歯周病
うつ状態で歯をみがけなかったり、歯科医院に通院できなかったり、不眠による生活リズムの乱れ、過食により、口の中は汚れ、虫歯ができたり、歯周病が進行しやすい傾向にあります。

歯みがきが十分にできないときは、うがいだけでもするようにします。また、体調のよいときに歯科医院で歯のクリーニング(PMTC)をおこなうなどして、予防処置をおこなうようにします。

歯のクリーニング

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3)ドライマウス(口腔乾燥症)
ストレス、食欲低下によるかむ回数の減少、不眠による生活リズムの乱れ、気分安定薬や向精神薬の副作用により、唾液の分泌が減少することが多くあります。唾液が減少すると、食事や話がしくい、虫歯になりやすいなどの症状があらわれます。

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4)味覚障害
うつ状態による症状として、食欲低下による亜鉛不足により、何を食べてもおいしく感じない、食べ物の味が感じにくい、味がしない、口の中が苦いといった味覚障害の症状があらわれることがあります。双極性障害の治療、亜鉛の補充などにより、症状は改善します。

料理

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5)歯ぎしり
強いストレスがかかると、歯ぎしりをしやすくなります。また、薬は副作用として歯ぎしりがあります。睡眠中の歯ぎしりは、歯が削れたり、歯が折れたり、銀歯が外れたり、歯周病が進行する原因となるため、マウスピース(ナイトガード)を装着することで防ぎます。

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当クリニックでは双極性障害の方の歯科治療をおこなっています。歯とお口の健康、歯科治療について、ご不明な点、ご要望等がありましたら、お気軽にご相談ください。



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