リグロス Q&A 横浜・中川駅前歯科クリニック
リグロス Q&A
Q.リグロスとは何ですか?

A.
歯周病によって失われた骨など、歯肉の組織を再生させる世界で初めての薬です

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Q.聞きなれない名前ですが。

A.
新しい薬のため、あまり知られていません。リグロスは1990年代前半に大阪大学で研究が始まり、多くの歯科大学病院などで臨床試験をおこなわれた後、2016年に厚生労働省に認可されました。



Q.なぜリグロスが注目されているのでしょうか?

A.
多くの歯科大学病院が臨床試験に関わり、ほぼ「オールジャパン」の体制で開発された日本発、世界初の薬であること、これまでの歯周病治療ではできなかった高い効果が期待できることが注目されている要因です。



Q.NHK「きょうの健康」で紹介されていたトラフェルミンとの違いは何でしょうか?

A.
同じです。リグロスは製品名で、一般名をトラフェルミンといいます。



Q.どのようにして使用する薬ですか?

A.
歯周病の手術に使用します。リグロスを使用すると、より大きな効果が期待できます。



Q.中川駅前歯科クリニックでは、リグロスを使用した歯周病治療をおこなっていますか?

A.
おこなっています。

リグロスにおいて市販直後調査(臨床試験の次の段階、全国241施設)にご協力させていただいたのに続き、2018年3月から使用成績調査に参加(当院を含む歯科大学病院など300施設)、ご協力させていただいています(2021年5月まで)。



Q.リグロスを使用した歯周病の手術は大変ですか?

.30〜60分ほどで終わる、日帰りでできる簡単な手術です。



Q.手術の日は会社を休んだ方がよいでしょうか?手術後は話はできますか?

A.大きな手術を想像される方が多いのですが、ご負担はそれほど大きいものではありません。会社を休む必要はないですし、話もできます。



Q.リグロスの費用はどのくらいですか?

A.
健康保険が適応され、自己負担3割の方で7000〜9000円ほどとなります。そのほかに初診・再診料、手術費用、レントゲン撮影費用などがかかります。



Q.リグロスを使用した歯周病治療は、どのような歯にも適応になりますか?

A.
軽症の歯周病、グラグラして今にも抜けそうな重症の歯周病には適応になりません。適応になるかは、歯科医院で診査や検査をおこなう必要があります。お気軽にご相談ください。



Q.症状を記載しますので、メールでリグロスが適応になるかを診断してもらえますか?

A.
度々同様のご相談をお受けします。大変申し訳ないのですが、メールでの診断はできません。



Q.リグロスが適応にならない病気はありますか?

A.
口腔がんの患者様、以前に口腔がんにかかったことのある患者様は適応になりません。リグロスの成分に発がん性はありませんが、リグロスは細胞を増殖させる作用があり、がん細胞を増殖させる恐れがあるためです。

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Q.身体のどこかに「がん」があるのを知らずに治療を受けてしまった場合は大丈夫でしょうか?

A.大丈夫です。問題はありません。



Q.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)でも治療を受けることはできますか?

A.問題はありません。治療を受けることはできます。

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Q.受診すれば、リグロスをすぐに使ってもらえますか?

A.
度々同様のご相談をお受けします。リグロスが健康保険適応になるには、歯のクリーニングなどの歯周病の基本的な治療を事前におこなう必要があります。

関連するページ  歯周病治療の流れ(中等度から重度の歯周炎)



Q.基本的な歯周病治療は近所の歯科医院でおこなうので、リグロスによる歯周病治療だけしてもらえますか?

A.
度々同様のご相談をお受けします。健康保険が適応になるには、また十分な治療効果を得るためには、同一医療機関で一貫して歯周病治療をおこなう必要があります。



Q.歯がグラグラしています。リグロスによる歯周病治療をおこなえば治りますか?

A.
歯周病の症状によります。歯のグラグラが改善しない場合もあります。



Q.リグロスに副作用はありますか?

A.
現在のところありません。臨床試験(2016年まで)、市販直後調査(2017年、臨床試験の次の段階)において、当クリニックを含む241施設の医療機関で1500名以上の患者様に使用されましたが、副作用は0件との結果でした。



Q.リグロスとエムドゲインの違いは何ですか?

A.
患者様にとって一番大きな違いは、リグロスは健康保険が適応になり、エムドゲインは健康保険が適応にならないという点かと思います。両者とも歯を支える骨を再生させますが、当クリニックの経験ではエムドゲインよりもリグロスのほうが効果が高い傾向にあります。



Q.リグロスとGTR法(歯周組織再生誘導法)の違いは何ですか?

A.
リグロスは薬を使って歯を支える骨を再生させるのに対し、GTR法は特殊な膜を使用して歯を支える骨を再生させます。
両者とも健康保険が適応になりますが、GTR法は厚生労働省が定める施設基準を満たした医療機関(2019年現在:当クリニックを含む歯科医療機関の11%が認可)のみで実施されています。



Q.中川駅前歯科クリニックでは、リグロスだけでなくエムドゲイン、GTR法による治療もおこなっていますか?

A.
おこなっています。



Q.インプラント治療時にリグロスを使ってもらえますか?

A.
インプラント治療時に骨の再生を促すため、エムドゲインが使用されることがあります。リグロスも同様の効果があると思われますが、現在のところインプラント治療での使用は認可されていないためできません。

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Q.リグロスによる歯周病治療後は、歯石の除去は必要ありませんか?

A.
歯石の除去など、基礎的な歯周病治療は定期的におこなっていく必要があります。

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Q.相談のみの受診は可能ですか?

A.
可能です。お気軽にご来院いただければと思います。



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